常駐先が決まらない!?そんな客先常駐派遣SEは将来ヤバいぞ!

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このページでは常駐先が決まらない客先常駐や特定の派遣のエンジニアについてお話していこうと思います。
「採用になったけれど常駐先が決まらない」
「面談が入らない」
「面談に落ちてします」
「自宅待機や社内待機の期間が長引いて不安だ」

このような方向けの記事になっております。

実は著者は派遣型SEの会社出身です。
社内待機の経験もあります。
なかなか常駐先が決まらず悩めるあなたのために情報を集めてみましたので、
参考にしてみてください。
著者の結論からいえば一日も早く派遣SEの会社は辞めるべきです。
その理由も説明してみましたので参考になれば幸いです。

どれくらいの期間で配属先が決まるもの?

客先常駐や派遣SEの場合、常駐先が決まるにはどれくらいの時間がかかるものなのでしょうか?
もちろん個々のエンジニアによってスキルや面接の上手さが異なりますので一概に言う事はできません。

一般的には経験者であれば2週間程度、未経験者であれば3~4週間程度かかる事ケースが多いようです。
逆に言うと、それ以上待機になると「時間がかかりすぎ」ということになります。
2か月も現場が決まらない、というのは何かしらに問題があると疑ったほうがいいでしょう。

配属先が決まるまでの期間について派遣会社の考え方は?

派遣会社としてはなるべく早く現場が決まったほうがいいに決まっています。
それは客先常駐や派遣型の場合、仮に現場が決まらなくともエンジニアに対して給与を支払う義務があるからです。

言い方は悪いのですが、会社の利益に全く貢献してないという「ごくつぶし」状態です。
もちろん本人に対してそういった事をいう企業は少ないと思いますが、
そういった考え方をもっているという認識をしておいたほうがいいでしょう。

会社はとにかく早く現場が決まればいい、としか考えてません。待機ほど無駄なコストはありませんから。こういった会社側の考え方をしっておくといいと思います。

いい加減な採用をするのは人売りITの特徴!本当に今の会社で成長できる?

派遣型企業は採用についてかなりずさんな面も多いのが特徴です。
採用したものの、

「想定していたよりもスキルがなかった」
「思っていたよりも面談が弱かった」
「なかなか案件がない」
「単価が見合わない」

そのため待機になってしまって困った、みたいないい加減な状況も結構起こりうるわけです。
エンジニアのことなど何も考えてないのがよくわかると思います。
こういったいい加減さも、著者が派遣型SEからの転職を進める大きな理由の一つです。

派遣会社の採用の裏側はあまりにもずさんです。経験があれば誰でも採用する、と公言する会社もあるほど。エンジニアの成長やキャリアなど二の次、というのが現実だよね。待機という現実一つでもよくわかります。

常駐先が決まらず待機になる理由は一体どういったところにあるの?

常駐先が決まるまでの期間の目安と派遣会社の考え方とリスクについてはご理解いただけたと思います。
では実際に待機が長引く理由、というのはどういったところにあるのでしょうか?

まだ若手のエンジニアや経験がないエンジニアは
「待機になっているけど普通なのかな?」
「自分が悪いのかな?」

などとにかく不安になりがちだと思います。
実はそんなことは全くなく、基本的に悪いのは派遣会社ということが圧倒的に多いのですが、このあたりを詳しく解説していこうと思います。

(あわせて読みたい→社内待機と自宅待機はエンジニアの墓場!すぐに転職すべき理由とは?

理由①会社の営業力がないから待機になるケースが多い。今の会社で本当に大丈夫!?

シンプルに営業力がないから現場が決まらない、というケースは多いです。
特に中小企業や零細企業の場合、提案できるクライアントが少なかったりコネクション不足で
現場探しに苦戦するという事はよくあります。

現在エンジニアは売り手市場のため、案件は非常に多いです。
1か月以上も待機になってしまう、というのは間違いなく会社自体に問題があると考えるべきです。

会社の営業力を棚に上げて社員の給与をカット、という考え方がまずありえないと思うんだ。

給与にも影響がでる!将来不安定なままで生活できる?

客先常駐や派遣SEの場合、待機期間の有無によって給与の支給額も変動してきます。
いうまでもなくこれは大きなデメリットです。
家庭があったりしたらとてもじゃないですがそのような不安定な生活はできないでしょう。

また、若手エンジニアで待機になってしまっている場合だけでなく、40代以降になった時のことを考えるとさらに不安です。
40代以降というのは本来であれば年収があがったり肩書がついて安定して稼げるはずの年齢です。
ところが客先常駐や派遣SEではそういった安定性が全くありません。
それどころか給与カットやクビになるリスクと常に背中合わせという環境で働かなくてはいけません。
これが派遣SEはすぐに転職をすべし!という理由の一つでもあります。

将来これで生活できるのだろうか?老後は大丈夫なのだろうか?不安にならない人はいないと思う。

(あわせて読みたい→特定派遣で将来が不安?その末路とは?経験者が語る恐怖!

理由②人売りITではない?会社の教育体制は大丈夫!?

客先常駐や派遣型のSES企業はよく「人売りIT」と言われます。
これはこの業界にはエンジニアを売りさばき、企業からお金をもらえればOKという金儲け主義の
企業が圧倒的に多いことが語源となっています。

待機になってしまうのはこういった「人売りIT」ではよく見られることです。
その特徴は簡単に言えば「採用するだけして、全く教育をしない」という点です。

人売りITの場合、配属先がバラバラになることが多い。そのため本来あるべき先輩や上司からの指導というものが皆無になってしまうんだ。

(あわせて読みたい→※人売りITの見分け方とは!?転職成功のための基礎知識!

教育せず放置!いつまでもスキルアップができないエンジニア!

経験が浅く入社した場合、ろくな教育が受けられませんからなかなか現場が決まりにくいのです。
(本来であれば入社後一定のレベルになるまで責任をもって指導する、というのが当たり前の考え方ですが人売りITの場合は別です)
現場に入ったあとも社員がきちんと教える、という機会がないためスキルアップが難しいというのが現状です。
そのため、一つの現場を終えて帰ってきてもあまりスキルが身についていない、ということがよくあります。
そうなるとまた次の現場も待機になって、という負のスパイラルが発生するわけです。

こういったことを繰り返しているうちに、同世代のエンジニアからは大きく引き離されてたポンコツエンジニアの出来上がり、という訳です。
こういった恐ろしい未来を迎えないために、今すぐに客先常駐や派遣からは脱出するすべきなのです。

環境によってエンジニアのスキルは大きく左右されます。気がついたときには手おくれ、となってしまうんだ。

入社して間もないけど転職して大丈夫なの?

客先常駐や派遣SEで、「ある企業に入社して間もないけど転職しても大丈夫?」という質問をいただくことがあります。
結論からいうと全く問題ありません。

あたり前ですが、短期間の転職を勧めているわけではありません。
むしろそれはキャリア的に最悪です。
そうではなくて客先常駐や派遣会社からの転職であれば全く問題ないので早く転職したほうがいい、という意味です。

一生働ける企業、ホワイト企業を目指そう

とにかく人売りIT系の企業からの脱出を目指しましょう。
話はその次です。

まずは自分のスキルの棚卸しをしましょう。
そのうえで、できる限り長期で、できれば一生働けるような環境を見つけること。
年収や環境、キャリアアップなど総合的に考え満足できるような会社を探すことを目指しましょう。
世の中にはごまんと会社があります。
その中でわざわざ年収が低く不安定な派遣型の企業で働くメリットは全くありません。
転職活動をするということは「自分の人生をよりよくするための努力をする」ということです。
これをさぼるようでは絶対に成功はしないでしょう。

若いうちの転職であればより成功率は上がります。特に第二新卒や20代は非常に有利。少しでも早く転職をすべきなんだ!

(あわせて読みたい→負け組確定?客先常駐をさせる会社にホワイト企業がない4つの理由

40歳を超えてからのキャリアアップ!下流SES会社からプライムベンダーに転職した人に話を聞きました

2019年7月に44歳で転職されたそうですが、転職の理由を教えてもらえますか?
前職の仕事内容は、流通小売業向けのシステム開発(設計、プログラミング、テスト、導入作業)でした。
残業時間については不満はありませんでしたが、SES契約での協力会社としてのメンバーであった為、契約先のITベンダーのプロパー社員との役割の違いと作業範囲に満足ができませんでした。私は20年近くシステム開発を経験しているので、一通りの作業工程を経験しておりますが、協力会社としての立場であると、エンドユーザーとの折衝やコスト管理といった部分は任されることが少なく、特に上流工程と最後の導入部分の作業においては参画できる機会が少ないため、エンドユーザーと触れることによる満足感を得られない状況に不満を感じておりました。
また所属会社での評価も不透明(上司が常駐先の私の仕事振りを直接見ていないので、本当の評価が得られない)ことも不満でした。
20年戦士の玉木さん(仮名)
昔ながらのウォータフォール型の工程管理だと、上流はプライム、下流はSES会社になるんですよね。自社の人事評価も、結局は人月でしか見てないというのはSES会社の典型例ですね。それで転職してプラス50万円の年収アップと・・。実際どうのような活動をされたんですか?
転職エージェントを利用して転職活動を行いました。若い時にエージェントを使って転職を行った経験があるので、転職活動のやり方自体に不安はあまりありませんでしたが、年齢が44歳でしたので、その年齢でどれだけの求人があるのかは正直不安でした。エージェントに登録し、すぐに面談を行い、私のキャリアと年収や仕事内容の希望を伝えて、条件に合う求人を紹介して頂きました。やはりリクルートさんは大手でしたので、44歳という年齢でも多くの求人を紹介して頂けました。
20年戦士の玉木さん(仮名)
なるほど・・・。転職してみていかがですか?
転職後の会社はプライムベンダーでしたので、直接エンドユーザー様との折衝を行う仕事の機会が増えました。
仕事のやりがいはありますが、(理解はしていましたが)プライムベンダーの社員の立場と協力会社の社員の立場ではエンドユーザーに対して負っている責任の重さが異なるので、その分プレッシャーも大きく、仕事の大変さを実感しています。まだ慣れていないので、どちらかというとやりがいよりもしんどい部分が勝っている状況ですが、一方で私は協力会社の立場を経験しており、転職後の会社でもSES契約で常駐されている協力会社の方々も多くおられる為、その方々の立場を考えて仕事上のコミュニケーションができるので、信頼関係をうまく築ける状況にあります。
今はまだしんどいですが、今後を楽しみに思いながら仕事ができているので、転職して良かったと考えています。
20年戦士の玉木さん(仮名)
最後に、点数を付けるとしたら何点ですか?
80点というところですね。今の仕事が大変といえば大変なので。
20年戦士の玉木さん(仮名)
プライムベンダーの場合、直接お客様とやり取りできる分、やりがいとしてはありそうですね。本日はありがとうございました!

まとめ

常駐先がきまらない原因と派遣SEが転職すべき理由についてまとめてみました。
客先常駐や特定派遣のいわゆる「人売りIT」企業の危険さに気がついた賢明な皆さんはすぐにでも転職活動を始めるべきです。
理由はいくつかあります。
・若いほうが市場価値が高く転職しやすい
・客先常駐SEは低年収が多いため、容易に年収がアップできる
・40代になると転職先の選択肢が非常にせまくなってくる

などなど。
転職は少しでも若いほうが簡単なのは言うまでもありません。
また、若い時期の就職企業が生涯年収を大きく左右します。いかにここに気がつき早く転職活動するか、というのが派遣SEにとってのポイントになります。

生涯年収に影響があると思うと早く動かなくちゃ!となるよね。

転職パンダ

転職に成功するために!転職エージェントを使うことを忘れずに!

退職のターゲット日が確定したら早速転職活動をしましょう。

転職の手法としては、転職サイト登録と転職エージェントを使う2パターンあるのですのが、転職エージェント利用が断然おススメです。
理由はいくつかあります。
転職サイトの場合登録してポチポチして活動が楽に見える反面、

・実は面接にいったら客先に派遣される会社だった
・合格でたものの結局年収アップしなかった
・常に大量募集している企業がある
・隠れブラック企業だった
・入社前と入社後で言っている事が違う

など結構地雷企業が潜んでいて、なおかつそれを見分けるのが難しいです。
(求人サイトには企業のいい面しか載せないのは常套手段ですから)

なるほどね。

転職パンダ

年収アップや転職失敗のリスクを考えたら結局エージェントを使うのが効率的なんだよね。

勉強になります。

転職パンダ

その点、転職エージェントは

・きちんと企業を把握した営業担当から説明を聞ける
・年収アップの交渉を任せられる
・自分の希望を伝えマッチした企業の紹介が受けれる

というメリットがあります。
ということで効率的に転職活動を進めるなら転職エージェントがおススメです。
当サイトおススメの転職エージェントもご紹介しておきますので、まずは登録して転職活動をスタートさせよう!

まずは登録して相談だね。自分にあったエージェントを見つけよう。

は~い。

転職パンダ
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