※SESのスキル見合いや精算幅/上下割/中間割についての基礎知識

事前に知っておこう!契約時の条件と用語

フリーランスエンジニアの皆さまこんにちは。
このページでは常駐型エンジニアの契約において大切な用語について詳しくお話していこうと思います。

  • 精算・固定
  • 超過・控除
  • 上下割・中間割
  • スキル見合い

こういった言葉を初めて聞く方もいらっしゃると思いますので具体例を出しながら説明させていただきます。
このページを最後まで読むことで契約に必要や用語の理解と高単価案件に参画するためのポイントが理解いただけますので、興味がある方は是非参考にしてみてください。

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精算について理解しよう

まずは精算について説明していきます。
簡単にいうと残業代とペナルティーで、月に一定の稼働時間を基準として設定します。

  • 基準時間を上回った場合残業代を支給する→超過といいます
  • 基準時間を下回った場合減額する→控除といいます

呼び方さえ覚えればとても簡単ですね。

私

超過は稼働が一定の時間を超えると支給される残業代です。逆に控除は一定の時間を下回ると減額される金額のことです。

何故精算があるの?

常駐型のフリーエンジニアはプロジェクトの都合や本人の都合によって月によって稼働時間が変わってきます。
その際に精算によって単価の調整を行うことができるのです。
つまり

  • 残業が多い月には支払いの報酬がアップ
  • お休みが多い月には支払いの報酬がダウン

するという訳です。

140-180って何?どのような計算式が一般的?

最も一般的な精算方法が140-180(下限が140時間上限が180時間)です。

  • 下限時間=下回ると控除が発生する時間数
  • 上限時間=上回ると超過が発生する時間数

つまり140-180の場合月に140時間の稼働時間を下回ると控除が発生し、180時間を上回ると超過が発生しますよという契約になります。

 

具体例を通じて上下割/中間割/超過控除を理解しよう

では実際に計算例をあげてみましょう。
超過控除の単位は一時間あたりの残業代もしくは減額金額なので、時給となります。
また、超過控除の算出方法は上下割と中間割の二通りありますが上下割が一般的です。

  • 上下割=単価を上限数字で割ったものが超過単価・下限数字で割ったものが控除単価
  • 中間割=単価を上限数字と中間数字の中間で割ったものが超過・控除単価

となります。

私

少しややこしいので実際のケースで見ていきましょう。

上下割

月額単価60万円/150-200H上下割の場合、基本単価を下限時間の数字と上限時間の数字で割って、
超過単価と控除単価を算出します。

  • 超過単価=60万円÷200(上限時間の数字)=3000円(H)
  • 控除単価=60万円÷150(下限時間の数字)=4000円(H)

となります。
このエンジニアの月間稼働数が150時間を下回った場合、一時間あたり4000円の控除が発生し、
200時間を上回った場合、一時間あたり3000円の超過が発生し、契約単価と合算され支払われることになります。

つまりこの人が月に100時間稼働した場合と250時間稼働の計算式は

  • 100時間の稼働の場合・・・60万円-(150h―100h)×4000円=40万円
  • 250時間稼働の場合・・・60+(250h-200h)×3000円=75万円

となります。
月の稼働時間が150時間から200時間に収まっていれば基本単価の60万円が支払われます。

中間割

中間割の場合、基本単価を下限数字と上限数字の中間の数字で割って、
超過単価と控除単価を算出します。
中間割の場合、超過単価=控除単価となります。

月額単価60万円/150H-200中間割の場合
(150と200の中間なので175となります)

  • 超過単価=60万円÷175(中間割の数字)=3428.571・・・(H)
  • 控除単価=60万円÷175(中間割の数字)=3428.571・・・(H)

となります。
このエンジニアの月間稼働数が150時間を下回った場合、一時間あたり3428円の控除が発生し、
200時間を下回った場合、一時間あたり3428円の超過が発生し、契約単価と合算され支払われることになります。

固定について理解しよう

固定とは月間の稼働時間に関係なく、月の単価が決まっている契約のことをいいます。
欠勤が多くなっても残業が多くなっても支払われる単価は同じ、という契約なのですがいくらでも休んでいいわけではないので気をつけましょう。

私

稼働時間に関わらず単価が変動しないのが固定です。

固定の契約の際に気をつけておいたほうがいいポイントは一つです。
それは固定契約の場合たくさん残業をしたとしてもタダ働きになってしまうため、事前にプロジェクトの稼働状況を確認しておくことです。

転職パンダ
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精算条件と稼働時間の関係

ここで一点補足説明をさせていただきます。
それは精算条件と現場の稼働状況は全く関係がないということです。
よく勘違いする方が多いのが精算の上限が高いので残業させられるのでは?ということですがこれは勘違いです。
精算条件や支払い条件はそもそも企業で決められているものなので現場の状況とは全く関係ありません。
こういった先入観でいい案件を逃したりするこのないようにしましょう。

スキル見合いとは?単価を決めるポイントと高報酬を獲得する方法を知ろう


次にスキル見合いについて説明していこうと思います。
フリーランスエンジニアが案件の紹介を受ける際によくスキル見合いという言葉がでてきます。
これはその名の通り面談時のスキル判断により単価が変動しますよという意味合いです。

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面談を受けてスキルを判断し最終的な条件が確定するということだね。

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フリーランスエンジニアであればだれもが高評価を得て高単価案件にアサインしたいですよね。
では具体的に面接官はエンジニアを見て条件を決定しているのでしょうか?
これを知ることで高案件に入るコツもつかめてくると思いますので参考にしてみてください。

 

スキル見合いで単価を上げるコツ①案件とのスキルマッチ度を上げる

面談時の評価を上げるのに最も影響するのがスキルマッチ度です。
これは単純に現場の必要としているスキルに合っているかという点がポイントで少しでも高めることで高評価を得ることができ単価が高まる可能性が上がります。
とはいえそうそうスキルというのは長年の年月をかけ構築していくものです。
最も手っ取り早い方法としては案件概要にでてくる知らない単語を調べておくことです。
また、エントリーする企業名がわかればHPから詳しい開発環境や求めている人材を知ることもできます。

私

少しの手間で大分印象がかわりますのでおススメの方法です。

スキル見合いで単価を上げるコツ②業務知識の理解を深める

面談時の評価に業務知識の理解も大きく影響します。
フリーランスエンジニアの場合基本的に即戦力を求める企業がほとんどです。
そのため業務知識の理解や同業他社での就業経験というのが大きく優先されるのは間違いありません。
もし未経験の業界であれば基礎的な仕組みや知識を仕入れておくことで高評価を獲得できる可能性が高まるでしょう。

スキル見合いで単価を上げるコツ③礼儀正しくにこやかに!面談時の印象をよくする

面談時の評価を上げるのにビジネスマナーや印象というのも大きく影響します。
もちろん一定のスキルや経験を満たしているのが前提ではありますが、面接官も人間です。
ぶすっとしている感じの悪い人よりもにこにこしている印象の高い人を採用したいものです。

私

特にフリーランスエンジニア面談の場合、現場のリソースが足りずに困っているケースがほとんどです。
多少単価が高くても人柄がよさそうな人だし採用にしちゃえ、ということは実際によくあります。
そんな業界の事情をしっていくと面談時の意識も変わってくるのではないでしょうか。

フリーランスの単価は税込?税別?どうやって請求する?

フリーランスエージェントから提示される単価は税込なのか税別なのかというのは初心者のフリーランスからよくある質問の一つです。
結論からいうと税込表記か税別表記かというのはフリーランスエージェントによって異なります。

私

基本的にフリーランスエージェントは自社のマージンを抜いた金額をエンジニアに提示していますが、エージェントによりルールが異なるケースもあります。
それによりエンジニアの手取り金額が変わってきますので事前に税込税別かという点も含め確認しておきましょう。

フリーランスエンジニアが少しでも手取り金額を多くするために重要なこと

フリーランスエンジニアの契約に関わる用語について説明してみました。
単価を上げるポイントについても解説させていただいたのでこのあたりをしっかりと理解することでより条件のいい案件に参画できる機会が増えるのではないでしょうか。
ただし常駐型のフリーランスエンジニアが手取り金額を上げるために最も重要なのは実はフリーランスエージェント選びです。

  • 直案件の豊富なエージェントを選ぶこと
  • コネクションの豊富な営業から案件の紹介を受けること
  • できる限り商流の浅い案件に参画すること
  • あなたの得意領域の案件をたくさんもっていること

このようにエージェント選びを工夫するだけで年収は100万円~300万円は変わってきます。

私

著者もこの業界に関わり長いですがつきあうエージェント選びに失敗したため市場価値より安い賃金で働いている
エンジニアが半数以上いる
というのが実感です。
あなたが本当にフリーランスエンジニアになって稼ぎたいのであればこういった事実を知りしっかりと時間をかけエージェントを選ぶようにしましょう。

まとめ

フリーランスエンジニアにとって大切な用語についてお話してみました。
具体例をだしつつ説明させていただいたのできっとご理解いただけたのではないでしょうか?
契約に関する用語は単価にも直接影響がでますので、もし事前に変わらない点があればエージェントに質問してみましょう。
本文でもふれましたがフリーランスエンジニアの場合フリーランスエージェント選びが成功の鍵を握りますのでしっかりと自分にあった企業と付き合うようにしましょう。
エージェント利用において重要な点が複数エージェントに登録することです。
複数エージェントに登録することで自身とマッチした企業や担当営業が見つかる可能性が高まるためとにかく色々な企業から案件の紹介をもらいましょう。

私

善は急げ!著者のおススメのエージェントも紹介していきますので早速登録してみてください。

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