特定派遣が名ばかり正社員といわれる理由は?【30歳までに転職を】

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このページでは特定派遣が名ばかり正社員といわれる理由やその背景について調べてみました。

特定派遣でも待遇は正社員だから・・・と言ってられるのも20代までです。

実質的には正社員といっても契約社員と同じような待遇で仕事をしているようなリスクを背負っていることに気がつくべきです。

早速詳しく見ていきましょう。

注意

「特定派遣」は簡単に言えばSES会社が派遣先と簡単に派遣契約を結ぶことができるという制度でした。こう書くといかにも悪法のように見えますが、実際多くのSES会社が悪用していました。こんな制度が長く続く訳はなく、平成27年9月30日施行の労働者派遣法改正法で廃止されています。そのためこの記事は不要ではありますが、SESというビジネスが成立してきた歴史的な経緯として残しておくことにしました。

特定派遣のメリットとは?

著者は特定派遣の会社で働いており、様々なエンジニアをみてみました。
新卒でSESの派遣会社に入り、それこそ40代以降になったSEの末路というのをたくさん見てきております。
そんな私が特定派遣の会社は20代のうちに転職を勧めるにはきちんとした理由があります。
まずはその前に特定派遣の会社で入社するメリットをみてみましょう。
世の中的には大きな悪のように言われることもある特定派遣ですが、当然エンジニア側にとってもメリットは存在します。

といっても微々たるものだけどね。

エンジニア側のメリット①/経験が浅くても入社できる

これは大きなメリットです。
特定派遣の場合、未経験や戦力になるか疑わしい人物でもとりあえず採用します。
多くの場合研修はいい加減ですが、未経験から現場にでることができます。
(使い物にならないSEをとにかく派遣してしまうこのスタイルがいいかどうかは別として)
とくかく開発者になりたり、とかIT業界で経験を積みたい、というような若者にとっては大変魅力的ですし、世の中的にも雇用を生み出すことは大変意義があることです。

誰でも入れる反面、すぐやめるのがこの世界。

エンジニア側のメリット②/一応正社員という扱いなので社会的地位が保全できる

実質はどうあれ、一応正社員なので各種保険も企業が負担してくれます。
また、住宅ローンなども一定の収入があれば信頼され審査が通るケースも多くあります。
これはアルバイトや派遣社員などにはない大きなメリットといえるでしょう。

唯一のメリットかも。

特定派遣が名ばかり正社員といわれるのは何故?

特定派遣が名ばかり正社員といわれるのはきちんとした理由があります。
それは「いつクビになるかわからない」「給料があがらない」「将来が不安定である」という立場におかれているからであり、正社員でありながら実情はアルバイトと同じくらいの不安定な環境で働かされているからです。
ではなぜ特定派遣がこんなにデメリットばかりなのでしょうか。
次項で詳しく説明していきます。

これを知らずに業界で働いてはダメです。

特定派遣のデメリットと30代までに転職をすすめる理由とは?

年齢による市場価値の低下

これは全てのエンジニアに言えることです。
多くのエンジニアの場合30代をピークに徐々に能力やパフォーマンスが落ちてきます。
それに伴い、派遣先企業との契約金額の低下(=給料の低下)や案件数の低下(=待機リスクや給与の低下)など見えない落とし穴が待ち構えています。

また、多くの場合派遣先では自分より年上のSEを受け入れるのは嫌がるケースが多いため、
30代中旬以降から後半になると現場の数もかなり絞られてきます。

20代のころは目の前の業務をバリバリこなしていればよかったのが、
30代以降は本人の意思ではどうにもならないような環境の変化というのが起きてきます(もちろん特定派遣の会社はそういった事実を隠さないと商売になりません)

正直40手前で案件がなくなってくるときには転職機を逃してます。完全に手遅れです。

恐ろしいのは30代以降に年収アップがないリスク

もちろん20代と同じような給料で、市場ニーズが下がったら給料が下がっても仕方ないよね、と考えるかたであれば特定派遣の企業で限界まで働くのもありだと思います。
ただしそういった人はごく一部でしょう。

多くの男性にとって30代は家庭を持ち、出産や結婚、住宅を購入したりと一生のうちで一番お金がかかる時期です。
また、40代以降や老後の生活資金なども考慮すると、お金がいくらあってもありません。
そういった中で給料が下がったり、案件がなかったり、いつクビになるかわからないような環境に耐えられるでしょうか?
私であったら不安でたまりせんしそのようなリスクをとる選択は決してしないでしょう。

20代のうちに特定派遣から脱出しておくべき。これはガチ

安定したキャリアを作るには?

ではSEとして特定派遣でなく、安定したキャリアを作るにはどうしたらいいのでしょうか?
まず当たり前なのですが、開発者として誰よりも勉強し、スキルを高めることです。
どこの現場に行っても圧倒的に優秀であればどのような働き方(特定派遣以外)をしても必ず成功するでしょう。
逆に言えば特定派遣で働こうが優良企業で働こうが、自分のスキルアップなくして成功の道はありません。
特定派遣の場合、スキルアップする機会がない現場も多いため、とにかく自学をして知識を深めることが大事です。

上位3%くらいの圧倒的に優秀な人材であれば転職はすぐにできる。まずは自分を高めること。

どういった企業に転職すべき?

もちろん転職し何を求めるか、というのにもよると思います。
まだ20代であればとにかく年収、という開発者がいてもいいと思いますし、
自分の好きな技術に思いっきり打ち込めるという環境を探すのもアリです。

家庭を持っているかたであれば個人的には就業先の企業の安定性を重視したいところです。

ここらへんの情報はインターネット上や転職サイトに沢山ころがっていますので、
自分の置かれている状況と相談し、指針を決定するといいでしょう。

そのあたりを真剣に考えると少なくとも特定派遣で20代を浪費する、という選択にはならないのではないでしょうか。

とにかく情報を集めて動き出そう。何もしないのが一番の悪。

人生は有限である!無駄な時間を過ごすな!今すぐ転職せよ!

ここにとっても優秀なAさんとそうでもないBさんがいたとします。
めちゃくちゃいい現場でBさんが働き、クソみたいな現場でAさんが一年間違う現場で作業したとしましょう。
残念ながらまず100%一年ででスキルは逆転してしまいます。
これは本当です。どんな優秀な人も環境次第でダメリーマンになります。逆もしかり。
ぶっちゃけ一年間あればほとんどの国家資格を取得できますし、それくらいインパクトのある数字だ、ということを理解しましょう。

何が言いたいか、というとエンジニアの場合環境が全て、ということ。
自分の3年後、5年後、将来を真剣に考えたら無駄な時間を過ごしている余裕など一切ないということに気がつくはずです。
転職に成功して年収1000万円オーバーの高収入エンジニアというのはもれなくこういった意識を持って仕事に取り組んでいます。
あなたは今の環境で満足していますか?無駄な時間を過ごしていませんか?
惰性を捨て、すぐに行動すること。それが成功の秘訣です。

人生の時間は有限である。成功しようと思ったら時間をより効率的に使うこと。現場は選べない、年収は低い、キャリアは積めない客先常駐SEをしてる時間はあなたにはないはずだ。それに気がついたらすぐに転職活動をしてほしい!

まとめ

特定派遣が名ばかり社員と言わる理由についてまとめてみました。
客先常駐のデメリットに気がついた賢明な皆さんはすぐにでも転職活動を始めるべきです。
理由はいくつかあります。
・若いほうが市場価値が高く転職しやすい
・客先常駐SEは低年収が多いため、容易に年収がアップできる
・40代になると転職先の選択肢が非常にせまくなってくる

転職は少しでも若いほうにスタートしたほうが有利です。
また、若い時期の就職企業が生涯年収を大きく左右します。いかにここに気がつき早く転職活動するか、というのがエンジニア成功の秘訣です。

生涯年収に影響があると思うと早く動かなくちゃ!となるよね。

転職パンダ

転職に成功するために!転職エージェントを使うことを忘れずに!

退職のターゲット日が確定したら早速転職活動をしましょう。
転職サイト登録と転職エージェントを使う2パターンあるのですが、必ず転職エージェントを使うようにしましょう。
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・実は面接にいったら客先に派遣される会社だった
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転職パンダ
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