あり?なし?客先常駐(SES)での引き抜きと転職についての基礎知識

このページでは客先常駐(SES)の引き抜きと転職についてお話してみます。

  • 客先常駐先に引き抜きや勧誘を受けていて迷っている
  • 現職ともめないか心配である
  • いい転職先を探している

こういった方向けの記事です。
是非参考にしてみてください。

【結論】客先常駐での引き抜きはちょいちょい行われている

まずは結論から。
IT業界において客先常駐先からの引き抜き行為というのはちょいちょい行われています。
著者は業界経験20年なのですが、昔から常駐先に転職するというのはない話ではありません。
なのでありなしでいうとありです。

私

ただし派遣先に転職するというのを躊躇する方が多いのも事実です。
それは法的には全く問題がないのですが気持ち的に後ろめたいからです。

法的にはOKだけど後ろめたい部分も

これはどういうことなのでしょうか?
簡単に説明させていただきます。
客先常駐先とあなたの関係性というのは今所属している企業なくしては生まれていません。
いわば現職の企業の営業さんやスタッフが長年培ってきた関係を利用したものです。
でそこで誘われたからホイホイついていく、というのは義理的にちょっといかがなものかというのが一般的に多い考え方です。

私

とはいえ現職の企業に不満を持っていたり年収アップを提示されたりするすると移籍していしまう一部の人がいるにも事実です。
このあたりは考え方は人それぞれですし、現職との関係性もあるので一概にいうのは難しい部分でもあります。

引き抜きがばれることはある?

そもそも引き抜きで移籍したとしてバレる可能性はあるのでしょうか?
可能性としては十分にあると思います。

あなたが転職したからといって元所属会社と引き抜き先の関係は続く訳ですし、
あなたの事を知っている顔見知りの社員が客先常駐先に派遣されて来ることも可能性としては十分あります。
また、元所属会社の営業とばったり現場であうなんてこともない話ではありません。

転職パンダ
転職パンダ
私

そういった際に非常にきまずい思いをしたり場合によっては連絡がきて詰問されるなんてこともなくはないですし、実際そういったケースに出くわしたこともあります。
もちろんこのあたりは客先企業の規模にもよりますし。
ただ思ったより業界は狭いのでそういった可能性があるということを知っていたほうがいいでしょう。
特に元所属会社が面倒くさい系の企業ですとバレた時のリスクが大きいですよね。

損害賠償やトラブルという事は現実的にあるのか?

しかし引き抜きで客先常駐先に転職したからといって損害賠償を請求されたりといったことは現実的にあるのでしょうか?
これはとても心配な部分ですよね。
これは結論からいうと心配ありません。
そもそも職場を選ぶ権利というのは法律で保障されており、
引き抜きで転職したからといって損害賠償を請求できるはずがありません。

法律の専門家に話を聞けば鼻で笑われる内容なので安心してください。
もし損害賠償などで脅されたら労基や弁護士に相談しますといえば一発で解決します。
脅すほうも本当に損害賠償がとれるとは思っておらず翻意されるための交渉としてそういった話をもちだしてきているだけです。

転職パンダ
転職パンダ
私

ただし企業の重要な情報や顧客情報を持ち出したとかソースをパクって流用したとかなると
それは全く別の問題なので気をつけてください(こんなことをする人はいないと思いますが)

引き抜き先に転職するメリットはある?デメリットは?

エンジニアが客先常駐先に転職するメリットはシンプルです。
業務内容や人間関係などを知っているためスムーズに業務に取り掛かれることです。
一からスタートするよりも勝手知ったる企業での作業のほうがいいのは言うまでもありません。
ただしデメリットもあります。
それは

  • 年収を相場よりも買いたたかれる
  • 正規のルートでないので出世コースに乗れるか微妙

という点です。

私

いくら引き抜きとはいえ引き抜き先企業の同僚よりも高い年収が保証されることはまずありません。
き抜きの場合一般的な水準よりやや低い金額を提示されることが多いようです。
このあたりは知っておいて損はありません。
また、中途採用で出世コースに乗れるからも微妙な点です。

引き抜きは皆に色々な人に声をかけている!勘違いしないように

一つ勘違いしてほしくないのは引き抜きをするような企業は色々な人に声をかけているということです。
昨今エンジニアの採用コストは高騰し一人あたり100万円以上かかるケースがざらにあります。
つまりあなたが特別なので是非採用したいという訳でなくとりあえず声をかけて入社になったらラッキーくらいの考えでいる企業が大半です。
言葉は悪いですがナンパ師と同じ理屈ですね(笑)

もちろん大手企業からのお誘いだったり破格の年収を提示されているのであれば前向きに検討すべきですが、
そういったケースは残念ながらまずないでしょう。
お誘いがあり評価され嬉しくなる気持ちはわかりますが一度冷静になり本当に買いたたかれてないか自分にとってメリットがあるのかじっくり検討するのがいいですしょう。

転職パンダ
転職パンダ
私

何しろ今はエンジニアは売り手市場です。
高年収を保証してくれる企業というのは本当に多いので、転職先の候補の一つとして考えておくくらいがいいのではないでしょうか。

私が見た実際の引き抜き事例

引き抜きを断ったケース

実際に私の同僚が引き抜きにあったことがあります。彼は入社2年目から5年以上、某メーカーの情報部門に数人で常駐していました。その情報部門には、私の会社だけでなく、小規模な開発会社が複数常駐していましたね。

コツコツ開発するのが好きで、真面目な奴でしたが、ある日、その情報部門にスカウトを受けたのです。

本人は悩んでいましたが、それもそのはずです。結局、引き抜きによって転職したとしても、勤務場所はその情報部門のまま、使われる側から使う側に席が移動するだけです。しかも、自分以外にも私の会社の同僚が常駐しており、それらの人を使う立場になる訳です。

結局、その同僚は人間関係の破綻を避けるために引き抜きの話を断りましたが、最終的にはそれが吉と出ます。その情報部門が四国に移転したのです。外注だったからこそ、そのタイミングで契約を打ち切り、東京に残ることができましたが、引き抜かれるまま情報部門に入っていたら・・・。

今では笑い話ですが、常駐をしている人が簡単に引き抜きに乗ってしまうと、こういったリスクもあるということは忘れないでおいて下さい。

引き抜きに乗ったケース

これも私の体験ではないのですが、あるメーカーへのERP導入プロジェクトに携わっていた小規模開発会社の人が、そのメーカーの情報部門に引き抜かれたということがありました。

引き抜かれた後には、開発会社のカウンターパートになり、反対の立場で今までの同僚達と毎日顔を合わせることになってしまい、やはり開発会社側の人たちは文句を言っていましたね(笑)

給料の面では、転職前が小規模なSES会社だったために、かなり上がったようです。転職先も上場企業でしたから、ある意味キャリアアップとも言えなくもありません。この点ではメリットがあったようです。

デメリットとしてはやはり、上記のように元同僚達から悪口を言われることと、今後導入したERPがその会社で使われ続ける限り、未来永劫その担当として運用保守に携わらなくてはならないということです。勿論、別の担当にしてくれと要望を出すこともできなくもないでしょうが、当ERPのエキスパートとして入社した以上、現実的には難しくなります。一方、開発会社であれば、導入プロジェクトが終われば、別の案件に行くことができます。そのERPが嫌でもせいぜい1~2年の付き合いで済むのです。

このようなメリット・デメリットを熟慮に入れて、引き抜きに対処しましょう。

世の中にはたくさん企業がある!転職成功の秘訣は多くの企業を知ること

ということでここまでのお話をまとめてみましょう。

  • 引き抜き先に転職するのはありといえばあり
  • 法的には問題がないので損害賠償など脅されたら専門家に相談しよう
  • 引き抜きにはデメリットもあるので冷静になろう

というのがポイントです。
エンジニアが転職を考える際には様々な要素があると思います。
年収・企業規模・将来性・キャリアアップ・・・
なかなか希望全てを満たす企業というのは難しいものです。

ただし幸い現在エンジニアは売り手市場ですし、転職候補先となる企業は無数にあります。
少しでも多くの企業を知ることが転職を成功させる秘訣です。

転職パンダ
転職パンダ
私

ただし個人で情報収集するには限界があります。
IT専門の転職エージェントであればこの業界の求人情報は全て網羅しているといっても過言ではありません。
こういった専門家の手を借りて情報収集することが転職活動では必須です。
現職や引き抜き先だけでなくなるべく視野を広く持つことで少しでも転職成功の確率をアップさせることができるのです。

転職によって常駐から抜け出し、年収UPを実現させた人に話を聞いてみました

私
田中さん(仮名)は33歳の時に転職されたようですが、時期としてはいつごろになるのですか?
2010年6月です。
中堅エンジニアの田中さん(仮名)
中堅エンジニアの田中さん(仮名)
私
結構前なんですね。給料はかなり上がったとのことですが、どれだけ上がったのですか?
基本給で22万円から32万円です。
中堅エンジニアの田中さん(仮名)
中堅エンジニアの田中さん(仮名)
私
約1.5倍の上昇ですね。それにしても転職前の給料は厳しいですね。。。転職を決意したきっかけは給料ですか?それとも・・?
転職前は、SEとして大手ISPへ常駐しておりました。そこにはデータセンターもありましたので、各種サーバーおよびNW機器の監視・運用/保守をメインとし、機器更改時期には導入機器の選定および提案、そして設計を行っていました。常駐で発生した一番のデメリットとしては「自社作業ができない」ことでしたね。当時所属していた会社は持ち帰り案件が20%以下という状況で、ほとんどの社員が客先へSE・PGとして常駐していました。そのような状況ですので、会社・本人ともに自社への持ち帰りを目指しており、新規案件獲得のため、提案資料の作成・営業同行を常駐作業と並行して行う必要がありました。結果として深夜や休日に自社作業が発生し、心身共に疲弊していきました。また、会社の評価の基準として「客先常駐より自社持ち帰り案件が優遇されている」ことも不満のひとつでした。これが転職に至った経緯です。
中堅エンジニアの田中さん(仮名)
中堅エンジニアの田中さん(仮名)
私
常駐ならではの徒労感と不公平な評価制度が原因だということですね。転職活動の時は転職エージェントに登録されたんですよね。
とにかく「客先常駐型の案件はもう避けたい」、「自社案件のプロジェクトに携わりたい」この2つを重視して転職活動しましたので、会社の規模や給与は二の次に考えておりました。エージェントにはその点だけは念を押して伝えていたのを覚えています
中堅エンジニアの田中さん(仮名)
中堅エンジニアの田中さん(仮名)
私
転職満足度としては100点中何点ですか?新しい職場・仕事はどうですか?
85点というところです。転職後の会社は規模としてはかなり小さい会社(全社員20人程度)でしたが、今までの実績を評価してもらいサーバーやNW機器など自社で構築しているシステムの管理者をさせてもらえました。また、併せて持ち帰り案件としてWEB開発のメンバーにも参画させてもらうことができ、非常にうれしかったです。自社案件の場合、周囲は全員自社の社員ですので変に気を使うこともなく、定時で帰宅することも増え、プライベートも充実しモチベーションが以前とは全く違いました。
中堅エンジニアの田中さん(仮名)
中堅エンジニアの田中さん(仮名)
私
仕事とプライベート両面の充実が重要ですよね。本日はありがとうございました!

まとめ

客先常駐先の引き抜きと転職事情についてお話してみました。
勧誘を受けているエンジニアの方は参考にしてみてください。
また、本文でもお伝えしたように転職活動は転職エージェントを利用したほうがぐっと効率がよくなります。
著者のおススメのエージェントも紹介していきますので是非登録して活動をスタートしてみてください。
あなたのエンジニアライフが豊かになるようにお祈りしております。

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