
このページでは客先常駐SEが有給消化の際の考え方をまとめてみました。
退職が決まったあと有給はきちんと消化したいですよね?
ただし現場によってはそれが原因でひと悶着あることも。
正しい考え方と対応をまとめてみたので是非参考にしてみてください。
【結論】有給は権利なのでいつ使ってもOK
まずは結論から。
有給休暇は労働者の権利であるためいつつかってもOKというのが建前です。
仮になのですが、
- 現場が炎上していてメチャクチャ忙しい
- 納期が近い
- 本人のタスクが終わっていない
- 現場のリーダーが困っている
という状況であっても「労働者の有給休暇行使を止める」理由には法的にはなりません。

たまに忙しい現場ですと、
「有給休暇の消化ができずに退職した」
という人がいますが、もったいない限りです。
そういったことには全く気を遣う必要はないのです。
客先常駐SEはまず大前提としてここを抑えておく必要があるでしょう。
泣き寝入りや我慢する必要は一切なし。

現場に止められたらどうする?
とはいえ、休暇を申請した際に現場から「待った」がかかることもあります。
現場のリーダーなどから「それは困る」などとネチネチ言われることもあります。
そういった場合の対策はどうすればいいのでしょうか?
簡単です。
客先常駐や派遣系の企業の場合「すみません会社もOK出してるんで」でOKです。

恐らく自社からは常駐先の許可を取れと言われていると思いますが、そもそも正社員の場合は雇用契約で理由の如何を問わず有給消化する権利が与えられていますから
間違いではありません。
おそらくこう答えていればこれ以上ゴチャゴチャ言われることは少ないと思いますので
試してみてください。
所属会社に止められたらどうする?
所属から有給消化を止められる、ということがまれにあります。
それは所属会社の意向というよりは現場から圧力をかけられてというケースがほとんどです。
あまり揉めるのは得策ではありませんが、だからといって有給消化を我慢しなくてはいけないという理由にはなりません。
ここで問題となるのは、会社側の「時季変更権(労働基準法 第39条 5項)」です。これは、「請求された時季に有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合」に会社側が労働者の有給休暇取得を別の日にしてくれと要求することができるというものです。
しかし、これがあまりにも簡単に求められては誰も有休がとれなくなってしまいます。実際に、判例では、会社が代わりの人を連れてくるなどの配慮をした上でないと時季変更を要求できないとしています。慢性的な人手不足も理由になりません。また、会社の主張が認められたケースは、労働者が1ヵ月もの長期休暇を取ろうとしたケースなど、かなり極端なケースのみです。
ですから、客先常駐で炎上プロジェクトに遭遇している場合でも有休は取れます。

ということで、そこはつっぱねてOKです。
もしさらに色々言われるようであれば「労基に相談してみます」「弁護士に相談してみます」
ということでメールなどでやりとりするのもありだと思います。ただし、これをやると完全に会社側と対決する姿勢を取ったことになるので、転職前提となります。ですから会社に労働組合があるようなら、そこを通すようにするなどした方が良いです。
ここは強気でOK。

退職する際に有休をどう取るべきか
基本的に揉めずにスムーズに退職したいものです。
客先常駐をしていると、有給休暇は貯まりに貯まっているでしょうから、ドカッと取りたいと思いがちです。
しかし、これをやると客先との契約内容で揉める可能性がありますし、確実にトラブルとなります。業界は狭いので会社に遺恨を残して良いことはあまりありません。
ということで転職活動をスタートさせた時点で、ちょこちょこ有給消化していくのが賢いやりかたです。
最後にまとめて月末休みをとるにしても数日程度にとどめておくのがスマートな方法でしょう。
ちなみに私の場合、計画的に有休を消化するのが苦手なので、かなり沢山の有休を残しました。。。それでも、引継ぎで結構トラブりましたね。退職する際はプロジェクトの切れ目でもない限り、色々根回しをしないといけないため、有休消化は難しくなります。やはり日頃から上手く消化しておくのが一番です。

客先常駐からの華麗な脱出劇!自社開発企業に転職した人に話を聞きました

たくさんある内の1つの事業部で、システム保守や導入をメインに仕事をしていましたが、残業時間も多く、トラブルが多発していたので定時に帰れることはほとんどありませんでした。
また、駐在先の人間関係も悪く駐在者を下に見ている感じが否めなかったので、居心地がとても悪かったです。
必要なケーブルや部品を安く購入しても、本当に必要だったのか、もっと安いところはなかったのか、承認はとったのかと何度も聞いてくることも不満に思いました。
ずっと、5年ごとに異動しますが、この環境にあと3年いないといけないと思うと耐えられず、転職をすることにしました。




経理システムを自社で開発する会社でとても保守よりもやりがいを感じました。
また、人間関係も良くて、大きい会社ではありませんが、風通しが良いので仕事がやりやすいです。
サポート業務もないので、開発に集中できる環境です。
働き方改革で残業時間も適正なので、プライベートも充実しながら、SEのやりたかった仕事をできるようになったので、良かったです。




転職先がすぐに決まるか不安でしたが、担当者の方がたくさん紹介してくれたので3か月で決まりました。満足度95点ですね。


まとめ
客先常駐先の有給消化についてお話してみました。
客先常駐SEの方は参考にしてみてください。
また、転職活動は転職エージェントを利用したほうがぐっと効率がよくなります。
著者のおススメのエージェントも紹介していきますので是非登録して活動をスタートしてみてください。
あなたのエンジニアライフが豊かになるようにお祈りしております。
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