元客先常駐SEが伝える!新人や新卒が一人で派遣されるデメリット5つ

このページでは客先常駐SEとして新人や新卒が一人で派遣されるデメリットについてお話していこうと思います。

  • 現場に一人でいくことになり不安だ
  • しっかりとした教育を受けていなくて現場でやっていけるか心配している
  • 派遣型の会社に入社してしまい将来が不安だ

こういった方向けの記事です。
是非参考にしてみてください。

【結論】新人や若手SEを一人で派遣する企業はブラック!人売りITの典型例だと理解せよ

まずは結論から。
新卒や若手エンジニアを一人で現場に派遣するような企業はブラック確定です。
理由は簡単です。
経験の浅いエンジニアは現場に入ってもわからないことだらけですよね?
そのあたりを知りつつ質問もできないないような現場で働かせるということはエンジニアの事を考えていない何よりの証拠です。

実際問題として企業側としては派遣されてくるエンジニアは即戦力を求めています。
このあたりのギャップに苦しむ若手エンジニアというのは後を絶たないのです。

転職パンダ
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人売りIT企業の特徴と考え方について

人売りIT企業の場合人材を派遣して自社の利益がアップすることしか考えていません。
エンジニアが退職してしまったとしても新しい募集をかけて補充すればOKというのが基本的な考え方です。
そのため年中採用募集の広告を出していたりします。
このような考え方がベースにあるため

  • エンジニアへの初期教育
  • 入社後のフォロー
  • 入社後の教育体制
  • エンジニアのキャリア構築

について全く無頓着なのも大きな特徴です。
つまり自社のエンジニアの働く環境をよくしようとする気持ちなどさらさらないという事です。

私

これに文句をいう社員は辞めてもらっても構わないというのがSES企業の方針ですし、
逆にエンジニアが望むような手厚いフォローをしていたら採算がとれなくなってしまうのです。

これが派遣型ビジネスの本質なのです。

 

デメリットだらけ!新卒や新人が一人で派遣されるとエンジニアとしてのキャリアが終わってしまう

では実際に若手エンジニアが一人で派遣されるデメリットについてお話していこうと思います。
著者は元客先常駐SEなので自身や先輩たちのリアルな体験をもとにご説明していきます。
派遣型ビジネスの怖いところはとてもシンプルでエンジニアのキャリアが終わってしまうということです。

私

これはどういうことでしょうか?
それは若いうちは派遣型のデメリットに気がつかず働き気がついた時は市場価値が下がってしまいすでに転職できない市場価値の低いエンジニアが生み出されてしまうということです。
これは大げさでもなんでもありません。

エンジニアのピークは30代です。それまでに

  • 高いプログラミングスキルをみにつけているか
  • 上流工程やマネジメントの経験を積んでいるか
  • 市場価値の高いエンジニアであるか
  • トレンドの技術に対して理解があるか

などで生涯賃金が確定するのです。
派遣型ビジネスの場合様々な理由によりこういったスキルを伸ばすのが大変難しいというのが現実です。
では実際のデメリットについて詳しく説明していきます。

デメリット①教育してくれる人がいないためスキルアップがしにくい

まずは派遣型ビジネスに一人で派遣されるデメリットとしてスキルアップが難しいということが言えます。
エンジニアの成長速度を決める原因として最も大きいものが周りの環境です。

私

極端な話スーパーエンジニアがマンツーマンで一年間教育してくれたらメチャクチャレベルが上がります。
逆に全くの独学で一年間学習したとしても成長スピードには限りがあるでしょう。

このようにエンジニアの成長の度合いを決めるのは環境だということを理解していおきましょう。

派遣先で一人で常駐するというのはこういった意味合いからいくと最悪です。
教育係などいるはずもありませんし、質問するにも気をつかいますから実質一人で調べ開発しているのに近いです。

これではスキルアップできるはずもありませんし仮にスキルアップするとしても同期や同年代から差をつけられてしまう可能性は極めて高いことを覚悟しなくてはなりません。

転職パンダ
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デメリット②現場を選べないため希望する開発ができない

派遣型ビジネスに一人で派遣されるデメリットとして希望する開発ができないという事が言えます。
これは派遣型のビジネスモデルに関係しているのですが、基本的に常駐先は企業が決定します。
そのため本人の希望と全く異なった作業を強制させられることもあるのです。
また、新人という立場もありそれに対して不満を言ったりできないというにも大きな問題です。

私

著者の経験上多いのが、開発をしたいのに何年もテスターをさせられるケースです。
エンジニアにとって若手の時間は非常に貴重です。
ここで差をつけられてしまうのは本当にもったいないことです。

デメリット③給料が非常に安い

これは客先常駐SE全体にいえるデメリットなのですが給料が非常に安いという事が言えます。
派遣型ビジネスの場合クライアントからの受注金額とエンジニアへの支払いの差額が企業の利益となります。
そのためいかにエンジニアの支払いを抑えるかということがこのビジネスモデルの肝となるのです。
そう考えると客先常駐SEの年収が低く、将来的にもアップすることがないのも理解していただけるのではないでしょうか。
また、派遣型ビジネスの場合中間企業に搾取されるというのも大きな問題です。
以下の図を参考にしてみてください。

 

私

いずれにせよ派遣型ビジネスである以上給料についての問題は常につきまといます。
それを加味したうえでまだ派遣型ビジネスで働くのかということをしっかりと考える必要があります。

第二新卒は最強のカード!有効なうちに転職すべし

新卒で人売りITに入社してしまう理由についてお話してきました。
冒頭でも申し上げた通り、新卒で人売りITは最悪ですがまだまだ挽回は可能です。
それはあなたがまだ第二新卒というカードを持っているからです。
転職市場において実は第二新卒は最強のカードです。
新卒で入った企業があわないエンジニアというのは必ずいるものです。
また、採用する企業側からすると

  • 社会人経験がある
  • エンジニアとしての初期教育を受けている
  • 何らかの開発経験がある
  • 何より若手である

このような人材は喉から手が出るほど魅力的なのです。

私

こういった業界の事情も知っておくと新卒で入った会社に執着する意味が全くないということが理解できるのではないでしょうか。

まとめ

客先常駐に新卒や新人一人で派遣されるデメリットについて体験をもとにお話してみました。
若手客先常駐SEの方は是非参考にしてみてください。
また、転職活動の効率を上げるためには転職エージェントを利用することは必須と言えます。

私

著者のおススメのエージェントも紹介していきますので是非登録して活動をスタートしてみてください。
あなたのエンジニアライフが豊かになるようにお祈りしております。

若手SEが人売りITから脱出するためにぴったりのエージェントを集めてみたよ!

転職パンダ
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